2008-01-01から1年間の記事一覧

11月に観た旧作まとめ

エターナル・サンシャイン ★★★☆ 脚本がチャーリー・カウフマン。そうまさに『マルコヴィッチの穴』と同じ穴。それでもやっぱ上手いことできてるなあって思う。 ベロニカは死ぬことにした ★ GYAOネクストの新着ラインナップをぼーっと観てたら、おっ真木よう…

落下の王国

今年劇場で観た中では一番かもしれません。だっていいじゃない映画なんだから、というのをまさに体現した作品。女の子が特別かわいいわけでもないところが良い。もちろん愛らしい。 【★★★★☆】

まぼろしの邪馬台国

吉永小百合は吉永小百合である。っていうことに尽きると思う。周囲は老けても小百合は小百合。一体いくつを演じているのかとんとわからなくなります。 【★☆】

僕らのミライへ逆回転

ミシェル・ゴンドリーについて現時点で思うことについて。『恋愛睡眠のすすめ』からまだ数作を観ただけでアレコレ言うのもおこがましいもんではありますが、思うことは掴みどころがないなってこと。この『僕らのミライへ〜』がゴンドリーらしくないってのは…

レッドクリフ Part1

なるほど2ヶ月放置するとトラックバックが10個溜まるんですね。レッドクリフ観たいっていうと意外そうな顔をされたりしますが、観たいに決まってんじゃん!三国志とかそういうことじゃないんですよ。 【★★★☆】

8〜10月に観た旧作まとめ

長いよ。 愛してる、愛してない ★★★★ 佳作。アメリとセットで観るべき チル・アウト ★★★ アルモドヴァルと思って借りたら… どんてん生活 ★★ 山下の原点。山本浩司の原点でもある。 無花果の顔 ★★★ サイケと昔風情の融合。山田花子が最も綺麗に撮れている映像…

イントゥ・ザ・ワイルド

実話に基づいた話もロードムービーーも好きだから選んで観た一本。実話に基づいた作品は実際どうだったのかってことは気にはなるけど、作品の良し悪しとは関係のないところ。だからどういう結末を迎えるかってことをあらすじで言っちゃ駄目だってば。どれほ…

パコと魔法の絵本

「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」とサイケを加速させてきた中島哲也監督が、ついにこんなど真ん中なファンタジーまで辿りつくのは想像できそうな気もしたけど何だかすごく意外でした。でも今までで一番とっても悲しい話だったけどね。 【★★★☆】

TOKYO!

東京を舞台にしたオムニバス映画。監督はミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスとポン・ジュノ。私的な本命は『ほえる犬は噛まない』がおもしろかったポン・ジュノの『shaking tokyo』かなーって思ってました。で三部作の3こめであった『shaking tokyo』…

聴かずに死ねるか2008夏篇

zabadak - 遠い音楽

20世紀少年 第1章

一ヶ月も映画館に行ってなかったのでうずうずして行きました。『ポニョ』と『デトロイト・メタル・シティ』とコレでミーハーに迷う。原作は途中までしか読んでなくって、でも三部作ってことはきっと読んだとこくらいまでだろうなって思ったら、やっぱそうだ…

聴かずに死ねるか2008夏篇

CSS - Let's Make Love And Listen Death From Above Ratatat - Loud Pipes

聴かずに死ねるか2008夏篇 vol.2

というわけでつづきを。 こんなの好きな人にとっちゃ何を今さらな話なんでしょうけどこの篠原ともえのan Audioという曲はクラムボンの中心であるミトの作った曲なんです。アレンジは別な人(Hoppy神山)なんですが、素晴らしい曲です。いわゆるシノラー脱却…

聴かずに死ねるか2008夏篇

近頃更新もせんと何やってたかつうと普通にオリンピック観てたわけです。映画も観てなくてネタがないので、友人であるmix先生に作った最近聴いてたものなどをまとめたCDについての紹介なんかをちょいちょいと。ただことばでその良さを伝えられるとはとても…

片腕マシンガール

昨年は片足マシンガールa.k.a.プラネット・テラーinグラインドハウスだったわけですが、では日本のロバート・ロドリゲスといえば? はい。そうですね。奇匠・井口昇監督ですね。正解です。そんでもって片腕カンフーなどの片腕モノに目がないキミとしてはこれ…

ジャーマン+雨

うなされるように映画館へ。気になってたけど見落としてたこれが観たくって、再度上映ありがたや。せっかくなんで横浜聡子監督来場の日にする。が、どうも急遽中止になったようだ。劇場に着くと直筆張り紙があった。まあいい。ああ、これはおもしろいわ。リ…

百万円と苦虫女

水曜日の映画館。どうしても映画館で映画を観たくなった。補欠くらいのものでも観たい。補欠って失礼な。でも実際レンタル出てからでいいやくらい。で、まあ予想通りな感じだったけどそれでよい。あでも予想通りだったのはストーリーではないんです。ネタバ…

タロットカード殺人事件

『マッチポイント』に引き続きウディ・アレンが描くイギリスのアッパークラスのお話。んで特典映像のインタビューによるとウディ・アレンがスカーレット・ヨハンソンと共演したいがために作った映画ということでいいんですね。とはいえさすがにウディもお年…

ぐるりのこと。

ああ、まじ泣きした。途中からリリー・フランキーがあまりにいい男過ぎて、後から考えりゃ色々臭いものに蓋をした結果きれいにできあがったもののような気もするのだけれどもそれにしてもよかった。リリー・フランキー自身のイメージであり過ぎるのだけれど…

ウェルカム・ドールハウス

ブスでいじめられっこで口が半開きの女の子ドーンのおはなし。だけど心はきれいでとか、成功を収めて一気に人気者へとか、そんなドラマティックな展開は当然のようになくって、だからといって破滅への道へ進んでいくわけでもなくって、相変わらずなまんま彼…

バッド・エデュケーション

ペドロ・アルモドバル観るのは5作目くらい?去年観た『ボルベール』がすごく良かったので以降、鑑賞強化中の監督です。 スペインだからかアルモドバルだからかわからないけど色彩がすごくきれいです。顔も派手なスパニッシュに原色とかはどぎつくなり過ぎそ…

ぼくの大切なともだち

ものっすごい久々に映画館へ行きました。シネマライズもル・シネマも日曜の最終が安くなるんだなんてもっと早く知っておくべきだったわ。これから日曜夜は渋谷ですね。 ともだちのいない主人公(ダニエル・オートゥイユ)はよくいえば無垢だし無邪気なんだけ…

セシルの歓び

ただいま絶賛TSUTAYAディスカスお試し中なんですが、それとは他にも家での快適な映画鑑賞を探るべく始めたものがあります。それがGYAOネクスト。少し前に引越しをしてプロバイダもついでに変えたんですが、その際にやたら強く勧められ流れのままに入りました…

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

腑抜けてるので観ました。 まずはやっぱサトエリについて語らねばならないでしょう。いやいやそうでしょう。やっぱりお姉ちゃんは最高におもしろいよっていうのを9割9分の悪意で彼女に向けられることにまず拍手。何かここ1,2年で一気にスターダムへのし…

机のなかみ

何か意図したわけでもないのに女子高生の作品が続いているわけですが、意図してないとこが気持ち悪いですね。青春映画とか胸キュンものは基本好きなのでそうなっているのかもしれません。コレは何となく予告で何度か観てて気になっていたもの。あべこうじは…

HOUSE

ヤバい。ヤバいよコレは。オシャレとかクンフーとかメロディとか何なんすかまじで?なんで家族までその名前で呼んでるんすか?でもまあそんなことは些細なことですよね、この映画では。 去年『22才の別れ』を観て大林宣彦がおかしいことに初めて気付いた。…

くりいむレモン

山下敦弘監督のほうです。これ前通ってた小さいビデオショップで1本だけ置いてあったので借りようと思ったらVシネみたいなのだったので他にもあるので注意です。エロティックみたいなコーナーにあってまあ山下作品がそこに置いてあっても別に不思議ではな…

スナッチアウェイ

頼まれてもないのにやたら人に勧めたりしてるTSUTAYAディスカスを現在お試し中です。近所にあるちっこいビデオ屋とかにはなさそうなものから借りようと思って最初に思いついたのがコレ。 セドリック・クラピッシュの恐らく日本では未公開の作品。クラピッシ…

リニューアル

新装してみました。理由としては飽きたというのが普通に一番でもあるのですが、もうちょっと間口を広くしようかというのもアリ。間口なんていうと大層なんですが、書くネタに制限をつけないというフォーミー。映画ブログに絞ろうと思ってちまちまやってたの…

ノーカントリー

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』とどっちを観るかぎりぎりまで迷って、結局待ち時間が少ないのでこちらを選択。観終わった直後はこちらを選んだことを少し後悔していた。おもしろくなかったわけではなく、後味が良いものではないという意味で。どんよりする…