映画

抱擁のかけら

ペドロ・アルモドヴァル×ペネロペ・クルスの新作です。 めずらしくペネロペはこの作品では何だかとってもキュートで、オードリーのように可憐でした。だけれどもしかしそこはさすがペネロペさん、もちろんそれだけのはずはありません。やりまっせこの女は、と…

かいじゅうたちのいるところ

うってかわってファンタジー。 かしゆかとかしゆかを好きな友人が観に行ったと聞いたので、じゃあ私も行っておこうと思いました。スパイク・リーだったんですね。そうなんですね。 展開がグーニーズばりに急といいますか、ちょっと今日は遠めのスーパーへ買い…

板尾創路の脱獄王

平日の昼だというのに新宿ピカデリーはアホみたいに混んでいるわけだけど、こちらはガラガラ…。 確かに女子供受けもしなさそうなジメジメ感。 とにかく暗い。そして黒い。画面が黒々。ブラックってのはそのまんまの意味のブラックで、ダークもまた然り。 浮…

傑力珍怪映画祭

古い友人にお誘い頂いて、珍しく自主映画祭などへ足を運びました。 『大拳銃』 ★★ 『魔眼』 ★ 『人喰山』 ★☆ 三作のなかでは『大拳銃』が一番面白かったです。共通していえるのはどうしても長く感じてしまうこと。『人喰山』は語り部も画もいいのに間延び感…

サンシャイン・クリーニング

とってもとってもおもしろかったあの『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チーム再び集結だとかで、こりゃあ観たいと思っておりました。まあでも監督は違うんですけどもね。それにね先日機内で観れそうな機会があったのに英語のみだったので悔しかったので…

それでも恋するバルセロナ

「そんな彼なら捨てちゃえば?」とか言いそうな人が言いそうなタイトル。たぶん同一人物です。スカーレット・ヨハンソンがどっちも出てるってことくらいで、別にアンサー的な意味はないですけどね、一応。いや観てないから知らないけども。ちなみに略称は「…

Hannah Montana: The Movie

えー先日ちょっと長めにフライトをする機会がありまして、せっかくなので映画を一本くらい観ようと思いました。で、小難しいのや重たいのやらはめんどくさいので、日本語吹替えありでぼけっと観れそうなのをということで選んだのがこちら。機内映画ってわり…

愛おしき隣人

先日、何となくジャケ借りしたのがこの『愛おしき隣人』。だったんですが、いやはやびっくりしましたよ。すげえ!なんだこりゃと思った私は翌週返しに行ったその足で、すぐさま『散歩する惑星』と『スウェディッシュ・ラブストーリー』を借たわけですよ。こ…

ウルトラミラクルラブストーリー

『ジャーマン+雨』が度肝を抜かれるオモシロさだったので、そんな横浜聡子監督の新作(劇映画としては実質デビュー作?)は、ものすごーく期待感を持ちました。 でも宣材写真を観る限り、何だか随分普通のものを作ったんだなあという印象。 と思いきや、全…

11月に観た旧作まとめ

エターナル・サンシャイン ★★★☆ 脚本がチャーリー・カウフマン。そうまさに『マルコヴィッチの穴』と同じ穴。それでもやっぱ上手いことできてるなあって思う。 ベロニカは死ぬことにした ★ GYAOネクストの新着ラインナップをぼーっと観てたら、おっ真木よう…

落下の王国

今年劇場で観た中では一番かもしれません。だっていいじゃない映画なんだから、というのをまさに体現した作品。女の子が特別かわいいわけでもないところが良い。もちろん愛らしい。 【★★★★☆】

まぼろしの邪馬台国

吉永小百合は吉永小百合である。っていうことに尽きると思う。周囲は老けても小百合は小百合。一体いくつを演じているのかとんとわからなくなります。 【★☆】

僕らのミライへ逆回転

ミシェル・ゴンドリーについて現時点で思うことについて。『恋愛睡眠のすすめ』からまだ数作を観ただけでアレコレ言うのもおこがましいもんではありますが、思うことは掴みどころがないなってこと。この『僕らのミライへ〜』がゴンドリーらしくないってのは…

レッドクリフ Part1

なるほど2ヶ月放置するとトラックバックが10個溜まるんですね。レッドクリフ観たいっていうと意外そうな顔をされたりしますが、観たいに決まってんじゃん!三国志とかそういうことじゃないんですよ。 【★★★☆】

8〜10月に観た旧作まとめ

長いよ。 愛してる、愛してない ★★★★ 佳作。アメリとセットで観るべき チル・アウト ★★★ アルモドヴァルと思って借りたら… どんてん生活 ★★ 山下の原点。山本浩司の原点でもある。 無花果の顔 ★★★ サイケと昔風情の融合。山田花子が最も綺麗に撮れている映像…

イントゥ・ザ・ワイルド

実話に基づいた話もロードムービーーも好きだから選んで観た一本。実話に基づいた作品は実際どうだったのかってことは気にはなるけど、作品の良し悪しとは関係のないところ。だからどういう結末を迎えるかってことをあらすじで言っちゃ駄目だってば。どれほ…

パコと魔法の絵本

「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」とサイケを加速させてきた中島哲也監督が、ついにこんなど真ん中なファンタジーまで辿りつくのは想像できそうな気もしたけど何だかすごく意外でした。でも今までで一番とっても悲しい話だったけどね。 【★★★☆】

TOKYO!

東京を舞台にしたオムニバス映画。監督はミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスとポン・ジュノ。私的な本命は『ほえる犬は噛まない』がおもしろかったポン・ジュノの『shaking tokyo』かなーって思ってました。で三部作の3こめであった『shaking tokyo』…

20世紀少年 第1章

一ヶ月も映画館に行ってなかったのでうずうずして行きました。『ポニョ』と『デトロイト・メタル・シティ』とコレでミーハーに迷う。原作は途中までしか読んでなくって、でも三部作ってことはきっと読んだとこくらいまでだろうなって思ったら、やっぱそうだ…

片腕マシンガール

昨年は片足マシンガールa.k.a.プラネット・テラーinグラインドハウスだったわけですが、では日本のロバート・ロドリゲスといえば? はい。そうですね。奇匠・井口昇監督ですね。正解です。そんでもって片腕カンフーなどの片腕モノに目がないキミとしてはこれ…

ジャーマン+雨

うなされるように映画館へ。気になってたけど見落としてたこれが観たくって、再度上映ありがたや。せっかくなんで横浜聡子監督来場の日にする。が、どうも急遽中止になったようだ。劇場に着くと直筆張り紙があった。まあいい。ああ、これはおもしろいわ。リ…

百万円と苦虫女

水曜日の映画館。どうしても映画館で映画を観たくなった。補欠くらいのものでも観たい。補欠って失礼な。でも実際レンタル出てからでいいやくらい。で、まあ予想通りな感じだったけどそれでよい。あでも予想通りだったのはストーリーではないんです。ネタバ…

タロットカード殺人事件

『マッチポイント』に引き続きウディ・アレンが描くイギリスのアッパークラスのお話。んで特典映像のインタビューによるとウディ・アレンがスカーレット・ヨハンソンと共演したいがために作った映画ということでいいんですね。とはいえさすがにウディもお年…

ぐるりのこと。

ああ、まじ泣きした。途中からリリー・フランキーがあまりにいい男過ぎて、後から考えりゃ色々臭いものに蓋をした結果きれいにできあがったもののような気もするのだけれどもそれにしてもよかった。リリー・フランキー自身のイメージであり過ぎるのだけれど…

ウェルカム・ドールハウス

ブスでいじめられっこで口が半開きの女の子ドーンのおはなし。だけど心はきれいでとか、成功を収めて一気に人気者へとか、そんなドラマティックな展開は当然のようになくって、だからといって破滅への道へ進んでいくわけでもなくって、相変わらずなまんま彼…

バッド・エデュケーション

ペドロ・アルモドバル観るのは5作目くらい?去年観た『ボルベール』がすごく良かったので以降、鑑賞強化中の監督です。 スペインだからかアルモドバルだからかわからないけど色彩がすごくきれいです。顔も派手なスパニッシュに原色とかはどぎつくなり過ぎそ…

ぼくの大切なともだち

ものっすごい久々に映画館へ行きました。シネマライズもル・シネマも日曜の最終が安くなるんだなんてもっと早く知っておくべきだったわ。これから日曜夜は渋谷ですね。 ともだちのいない主人公(ダニエル・オートゥイユ)はよくいえば無垢だし無邪気なんだけ…

セシルの歓び

ただいま絶賛TSUTAYAディスカスお試し中なんですが、それとは他にも家での快適な映画鑑賞を探るべく始めたものがあります。それがGYAOネクスト。少し前に引越しをしてプロバイダもついでに変えたんですが、その際にやたら強く勧められ流れのままに入りました…

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

腑抜けてるので観ました。 まずはやっぱサトエリについて語らねばならないでしょう。いやいやそうでしょう。やっぱりお姉ちゃんは最高におもしろいよっていうのを9割9分の悪意で彼女に向けられることにまず拍手。何かここ1,2年で一気にスターダムへのし…

机のなかみ

何か意図したわけでもないのに女子高生の作品が続いているわけですが、意図してないとこが気持ち悪いですね。青春映画とか胸キュンものは基本好きなのでそうなっているのかもしれません。コレは何となく予告で何度か観てて気になっていたもの。あべこうじは…